華光如来 |
辞書:文化用語の基礎知識 民俗学東洋・仏教神仏編 (LFOLKEBN) |
読み:かこう-にょらい |
品詞:名 |
妙法蓮華経 第二巻の "譬喩品第三" で説かれる仏(如来)。
釈迦の十大弟子の中で最も智慧に優れた舎利弗が、将来仏となった時の名で、その時に住む国の名は離垢(りく)、時代(劫名)は大宝荘厳(だいほうしょうごん)であるとされる。
釈迦によると、舎利弗は未来世において千万億の仏に導かれ、法を正しく保ったため成仏するとされる。華光如来の寿命は十二小劫で、大宝荘厳の国民の寿命は八小劫であり、そして華光如来が世を去る際に弟子の堅満菩薩に次のような記を与えるとした。曰く、この者は私の次に仏となり、名は華足安行(けそくあんぎょう)如来である。そしてまた、華光如来入滅後に正法と像法は三十二小劫の間続くだろう、とされた。
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