玉ボケ |
辞書:文化用語の基礎知識 芸術・視覚編 (LAVART) |
読み:たまぼけ |
品詞:名詞 |
ボケ味のうち、円状のボケをいう。夜景撮影で背景に玉ボケを出すと幻想的な絵になるため好まれている。
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概要 |
一般的には、絞り開放で、かつ焦点距離を長く(望遠側に)して撮影することで実現する。
絞る場合でも、レンズが円形絞りであるなら、玉ボケは実現できる。そうでない場合、例えば絞り羽根が3枚なら「三角形」、5枚なら「五角形」のボケになる。これらは汚いボケとして嫌う人もいるが、それはそれで一つの表現として玉ボケとは別に好む人もいる。
特徴 |
撮影技法 |
点光源に対して意図的にピントを外して撮影すれば、理論上は玉ボケを作ることができる。
玉ボケといえども普通のボケと同じなので、レンズの焦点距離が長い(望遠側)ほど、F値が小さい(絞りを開いている)ほど、主たる被写体がカメラと近いほど、ボケやすくなる。
この基本を押さえておけば、主たる被写体の後ろに点光源を用意し、絞り開放、円形絞りのレンズならF8程度を限度として絞り優先モードで撮影すれば、玉ボケ写真を作ることが可能。
こだわり |
ボケ味にこだわりだすと、ズームレンズでは満足しなくなり、F値の明るい単焦点に行き着く人が多い。
但し、単焦点なら何でも良いかというとそうではなく、絞り形状や開放時のボケ具合など、様々な条件が絡んでくる。
リンク |
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