未曾有
読み:みぞう
外語:adbhuta

 未だかつて一度もなかったこと。極めて珍しいこと。

由来
 現在は日常語になったが元々は仏教用語であり、梵語(サンスクリット語)で奇跡を意味するadbhutaが漢訳されたものである。
 仏教では、仏の功徳や仏法の素晴らしさを賛嘆するのに用いる言葉。
 例えば妙法蓮華経方便品第二では「甚深未曾有の法を。成就して。宜しきに随って説きたもう所。意趣解り難し。」(訓読)のように使われている。

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