奏任官
読み:そうにんかん

 三等以下の高等官で、内閣総理大臣が天皇奏薦し、天皇の勅裁を得て任命する官。
 文官では、初め帝国大学卒業者は無試験の特権があったが、1893(明治26)年に制定された文官任用令でそれは廃止されて文官高等試験合格者と規定され、各省の書記官、帝国大学助教授などが、武官では佐官、尉官(准士官は准奏任)が、これにあたる。

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