基軸通貨 |
辞書:文化用語の基礎知識 経済編 (LECO) |
読み:きじくつうか |
外語:Key Currency |
品詞:名詞 |
国際間の決済等に広く用いられている通貨のこと。
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概要 |
外国と決済をするためには、その国の通貨を持つか、その国の通貨と交換できる通貨を持つ必要がある。
一般には、全ての通貨をまんべんなく持つことはせず、ある特定の通貨を中心に各国の中央銀行が外貨準備として積み立てており、決済時はこれが利用される。
現在は、「米ドル」が基軸通貨であるが、それ以前は「英ポンド」が基軸通貨であった。また、将来的には「ユーロ」が基軸通貨になるのではないかと考える者もいる。
特徴 |
現在の基軸通貨が米ドルであるため、米ドルが上がればその他の通貨は下がり、米ドルが下がればその他の通貨は上がる。
このように、世界経済の中心、基準となる通貨が、基軸通貨である。
かつては「金交換」が基軸通貨の前提条件の「金本位制度」であったが、アメリカは「ニクソン・ショック」以降、その義務を放棄し、基軸通貨という特権のみを選んだ。
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