地蔵菩薩
読み:じぞう-ぼさつ
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菩薩の一尊。梵名はksitigarbha(クシティガルバ)。
概要
釈迦の入滅後56億7000万年後に弥勒菩薩が娑婆世界に現われて衆生を救うといわれているが、それまでの救済代行者とされる。
日本では水子供養の本尊としてよく拝まれる。日蓮宗などでは、地蔵菩薩の他に観世音菩薩を本尊とする。
特徴
水子供養
日本では、幼くして死んだ子供は三途の川のほとりにある賽の河原で責め苦を受けるとされる。
この子供達を助ける仏として、賽の河原地蔵和讃に伝えられることから、地獄で水子を守る仏として地蔵信仰が生まれた。
仏は本来性別を持っていないものとされるが、水子地蔵菩薩に限っては女性的な姿で作られている。水子は戒名を得て仏の子となるとされるが、その際の「母」をイメージしているものと考えられる。
供養本尊
閻魔十王では五七日の裁判官、閻魔王が対応し、五七日忌(35日目)の供養本尊である。
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