一切衆生
読み:いっさい-しゅじょう
一切(全て)の
衆生
のこと。
概要
初期
大乗仏教
で成立した教典「
妙法蓮華経
」(法華経)では、一切衆生が
成仏
できると説かれた。すなわち、それまで成仏出来ないとされていた女人、非人、悪人、二乗なども成仏が可能となった。
また、初期の大般涅槃経にはないが、後の大乗仏教の大般涅槃経には、一切衆生には等しく
仏性
が存在するとする「一切衆生悉有仏性」が説かれている。
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