ミーントーン
読み:ミーントーン
外語:meantone
16世紀、アーロンにより作られた音律。中全音律ともいう。
概要
長三度を基準に定められたもので、C〜E〜Gis、F〜A〜Cis、B〜D〜Fis、Es〜G〜Hのそれぞれを純正長三度としたもの。
特徴
五度音程のC〜G〜D〜A〜Eは八度+八度+長三度を等分した値となっているため、音程差は12平均律の約2.75倍ある。
これは純正五度より狭く、そのぶんピタゴラス音律にあったGis〜Es間の音程差は12平均律の15.8倍近くに広がっている。
C音からの倍率は、次の通り。
C | ×1 | |
Cis(C♯) | ×53/4×5/16 | A音の長三度上 |
D | ×52/4÷2 | |
Es(D♯) | ×51/4×4/5 | G音の長三度下 |
E | ×5/4 | C音の長三度上 |
F | ×53/4×4/10 | A音の長三度下 |
Fis(F♯) | ×52/4×5/8 | D音の長三度上 |
G | ×51/4 | |
Gis(G♯) | ×25/16 | E音の長三度上 |
A | ×53/4÷2 | |
B(A♯) | ×52/4×4/5 | D音の長三度下 |
H(B) | ×51/4×5/4 | G音の長三度上 |
再検索