セム・ハム語族 |
辞書:文化用語の基礎知識 言語編 (LLN) |
読み:セム-ハムごぞく |
外語:Hamito-Semitic |
品詞:名詞 |
かつて考えられていた、三大語族の一つ。現在は否定されている考え方である。
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概要 |
かつては、インド・ヨーロッパ語族やウラル・アルタイ語族と共に三大語族の一つとされていた。
このうち、セム語派はアラビア半島から西アジア、ハム諸語は北アフリカを中心として話者が分布する言語を指し、これら両者が並び立つ位置にあるものとしてセム・ハム語族とされたことに因む。
現在はこの考え方は否定され、アフリカとアジアの言語ということで「アフロ・アジア語族」と呼ばれている。
特徴 |
主立った特徴として、性の存在、形容詞変化、単語は子音のみで書き、読むときは母音を挿み込んで造語する、などがある。
セム語派として、アラビア語、マルタ語、コプト語、ヘブライ語など中東で使われる言語が含まれる。この語族で最大の公用人口を持つのはアラビア語であり、国連の同時通訳言語にもなっている。
リンク |
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