シンセサイザー |
辞書:文化用語の基礎知識 音楽・技術編 (LMTECH) |
読み:シンセサイザー |
外語:synthesizer |
品詞:名詞 |
色々な音を合成(Synthesize)する装置。日本では「シンセ」と略記される事が多い。
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概要 |
「アナログシンセサイザー」と「ディジタルシンセサイザー」とに大別される。
世界初のアナログシンセサイザーは1965(昭和40)年に登場したMOOG、世界初のディジタルシンセサイザーは1983(昭和58)年に発売されたヤマハの6オペレーターFM音源採用機DX7である。
特徴 |
アナログ |
アナログシンセサイザーは、電気的な発振によるノイズを利用して元波形を作り、それをフィルターによって加工して音を作る。
元波形には、次のような波形が使われる。
また、ノイズそのものも使えるアナログシンセサイザーもある。
アナログシンセサイザーは全ての部品が可変抵抗などの電気部品なので全く同じ品質の物は存在せず、同じ機種でツマミを同じ位置に設定しても同じ音が出るとは限らないという、電気製品でありながら楽器らしい味があり、今でもファンは多い。
ディジタル |
ディジタルシンセは、最終的な音が出来るまでを基本的にCPUによる演算で合成する。
大きく4つの系統がある。
現在はパーソナルコンピューターで上記音源の発音をシミュレートしたソフトウェア音源が主流であり、ハードウェアシンセは販売商品としては絶滅しかかっている。
難点等 |
アナログシンセのオシレーター(発振器、元波形を作る部分)は電圧によって音程をつけるので、電源のちょっとした昇圧/降圧などによって音程が不安定になる。
また真空管モデルでは温度によっても音程が不安定になるため、使う30分前には電源を入れ加熱を開始しておかないとならない。そのため、アナログからディジタルへの過渡期には、オシレーターのみディジタル化した音源もあった。
リンク |
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