カトリック
読み:カトリック
外語:Catholicism
キリスト教
の教派の一つ。新教(
プロテスタント
)に対し旧教、ギリシャ正教に対して西方教会ともいう。
目次
概要
特徴
聖職者
他の教派との類似
プロテスタントとの差
概要
カトリックは、ローマ教皇を頂点としたピラミッド型の単一の組織である。
数多くの教派にわかれているプロテスタントとの最大の違いがここにあるといえる。
特徴
聖職者
カトリックでは聖職者を「神父」という。また修道士やシスター達がいる。
神父は、結婚できず、恋愛も認められていない。
これは、カトリックでは未婚のまま神に仕えることは大変素晴らしいことだとされているためである。また神父は常に男であり、女性が神父になることはできない。
他の教派との類似
カトリックやプロテスタントは西方教会といい、これに対する東方教会がある。
日本の場合、東方教会であるロシア正教会や、西方教会であるがプロテスタント系であるイギリス国教の教派、日本聖公会などでも、聖職者は「神父」と呼ばれている。
また、(日本も含め)日本聖公会やルター派教会などプロテスタントにも修道者が存在する。
プロテスタントとの差
カトリックとプロテスタントの大きな違いは神と
人間
の関係である。
プロテスタントでは人間と神が直接接するのに対して、カトリックは仲介役となる神父が存在する。
またカトリックはプロテスタントと違い、信仰の対象は父・子・聖霊の三位一体の神だけではなく、聖書の登場人物も尊敬の対象となる。例えば、聖母マリア宗敬(マリア信仰)などはカトリックのみに見られる。
カトリックでは偶像崇拝が禁止されていないため、キリストがはりつけにされた十字架を使用する。対してプロテスタントでは偶像崇拝が禁止されているため、このはりつけ十字架は、プロテスタントではゴミ同然の扱いとなっている。
そして、「アーメン」と言うときに十字を切るのがカトリックである。対してプロテスタントでは、十字を切らない教派も多い。
加えて、礼拝の儀式は、カトリックでは「ミサ」であるが、プロテスタントでは「礼拝」である。
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