オクターブ |
辞書:文化用語の基礎知識 音楽・技術編 (LMTECH) |
読み:オクターブ |
外語:octave |
品詞:名詞 |
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概要 |
例えば、あるドと、その倍の周波数のドは、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドと8音隔たる。これをオクターブという。
なお、あるドと、その4倍の周波数のドは、2オクターブ離れているが、16度ではなく15度である。これは、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドとなり、最初のドを1として数え始めることから、倍にならないのである。つまり16ではないが、これを2オクターブという。
特徴 |
調律 |
十二平均律の中央のラを440Hzとするのが基準で、数ヘルツの間で上下させて目的の演奏に合うように周波数を合わせる。
つまり、音名と周波数は、必ずしも一対一で対応するものではない。
なお、調律にはよく音叉が使われる。様々な周波数のものがあるが、440Hzのものが一般的である。
電子処理 |
音階を電子的に扱う場合、音階に番号を与える必要がある。この時、どのように番号を振るかが必要となってくる。
一般的には、中央のドを4オクターブまたは3オクターブとして扱い、低い方は小さく、高い方は大きくしてゆく。現在一般的なのは、中央ドを4オクターブとする方法である。
MMLで中央ドからドレミのメロディを記載する場合、"t120o4l4cde" のように記述することになる。
電子楽器 |
MIDIで接続される電子楽器も、奏でられた音階の情報を番号によって伝達している。この番号は、ノート・ナンバーと呼ばれている。
ノート・ナンバーは、中央ドを「60」としている。
中央を4オクターブとすると、MIDIは0から127までの値を扱うことができるので、都合、マイナス1オクターブのドから、9オクターブのソまでを扱える。
一般的な88鍵ピアノではA0からC8の範囲なので、充分な範囲を網羅している。
リンク |
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