fj
読み:エフジェイ
外語:fj: From Japan

 数あるニューズグループのトップカテゴリーの一つ (news:fj.*)。
目次

概要
 fjは "From Japan" の略であり、日本発世界行きのニューズグループを目的としている。
 そのため、日本国内の他に、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなど、海外各所へ配布されている。

特徴

フレーム
 fjにもfjなりのルールが存在し、そのルールに則って議論が行なわれている。
 しかし、初心者にそれをあらかじめ提示する方法が無い(初心者の人がまず始めに読むべき指針が別の場所にある)ため、初心者とベテランの間でのすれ違いに端を発する口論が絶えない。
 こういった一連の騒動を、ネットニューズ用語で「フレーム」(flame)と呼んでいる。

議論の場
 fjでの基本は「自分の発言に責任を持つ」ことである。
 責任を持つためには、何らかの文献などに当たって根拠を見つけ出してから、という点が日常会話とは異なっていて、学会発表のような感じになる。
 また、多くの参加者がこの学会発表的な「議論」の雰囲気を望んでいるために、Web掲示板のような「日常的なおしゃべり」や「井戸端会議的」な気持ちで利用すると、ベテラン参加者たちとの齟齬が生じることになる。

用語
 議論の場であるfjでは、狭いコミュニティー(仲間内等)でしか通用しないような略語や略称、ならびに隠語などを説明無しに使ったりすることは非常に嫌われる。
 ネットニューズはPublic Areaであるという考え方が根底にあるため(現実に、その投稿は世界中に配信される)、隠さなければならないような内容を発言すべきではないと考えられているためである。また、仮に特定の分野で認知されている用語であっても、他の分野では異なる意味を持つこともあるので、被るような用語や略称はあらかじめ意味を定義したりする必要もある。これらは議論の場でのマナーとも言える。
 もし万が一、使われた用語がfjでは一般的で無いと判断された時は「敢えて尋ねる」のがfj流である。もちろんフレームにしようとして尋ねているわけではなく、その用語に関する議論を求めている訳だが、大抵は違う方向に話が進み、いわゆる「フレーム」になるのが常である。
 このfjでの尋ね方には特徴があり、「まさかxxの事ではありませんよね?」のような付加疑問文タイプ、「xxの事じゃないとは思いますが、仮にそうだとすると」のような仮定タイプに大きく分けられる。どのみち、分かっていて敢えて聞いているだろうことが明白なので、穏やかに事が運ばないのである。

うさげ
 特にfj.news.usageでは泥沼的なフレームが頻発することからfj.flameと蔑称されることも多い。というのも、何かおかしな発言をしたりすると、Followup-To: fj.news.usageが指定された反論記事を書かれてしまい、fj.news.usageに呼び込まれることが多いためで、「出るところへ出る」的な雰囲気がある。そもそもからfj.news.usageで発生することもあるが、他から来る件数に比べれば多くはない。ちなみにjapan.*の場合、喧嘩はよそでやってくれといわんばかりに、japan.yosoというニューズグループが存在する。
 しかしニューズグループの利用者自体が激減した現在、fj.news.usageも殆ど機能していないようで、2ちゃんねるから転載されたAAで荒らされたりしているようである。

補足

フレームの発生機序

fj初心者がよく使うことばなど
初心者なのですが
初心者という単語は免罪符にはならない。議論の前にルールなどを学ぶことは当然だと考えられているためである。
これで最後にしたいと思います
行なわれる議論には議長という存在が無いので、このような発言をした所で議論を終止する事は不可能であり、無意味である。
(あることをやめるよう指摘されたとき)○○は私よりひどいですが、それはいいんですか?
相対化しても行なった行為には変わりは無く、自己責任を負えない人であるというレッテルを張られるだけである。

fjに長くいる人の答え
この質問は過去に出ましたので過去の記事を探してください
既に結論が出た議論を何度も前提条件を変えずに議論するのは不毛なため、ベテランは過去の記事を探すよう促すことが多い。しかし自称初心者には「調べる前に訊く」ことが常識だと考える人も多く存在し、そこに大きなギャップが存在している。
場合によってはここからフレームに発展することもある。
馬鹿 (あるいは「馬鹿な記事」「馬鹿な意見」「馬鹿な行動」など)
あまりに思考の足りない行動を繰り返していると「馬鹿」とレッテルを張られる場合がある。
ただし「馬鹿な人」に「馬鹿」と言う行為は名誉毀損である。気をつけられたし。

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