XMODEM 1024/CRC
読み:エックスモデム-せんにじゅうよん-スィーアースィー
外語:XMODEM 1024/CRC
XMODEMの亜種の一つ。
特徴
データ長が1024オクテットで、エラーチェックに16ビットのCRC(多項式はCRC-CCITT)を用いるもの。
データ部の長さを8倍とし、ACK待ちの回数を減らすことで高速化を目指したもの。
実装
CRC系のXMODEMでは、転送開始の際に送信されるNAKの代わりに、'C'(0x43)を送信する。これによって、通常のXMODEMと、CRC XMODEMを識別できる。
'C'に3秒以内に応答がない場合、3回まで'C'を再送する。それでも応答がない場合、相手は通常のXMODEMにしか対応していないと判断し、NAKを送信して通常のXMODEMで通信する。
CRCは16ビットつまり2オクテットあるが、上位オクテット、下位オクテットの順に送る。つまりビッグエンディアン(ネットワークバイトオーダー)である。
また、データサイズを128オクテットと1024オクテットで識別可能なように、XMODEM 1024/CRCではブロックについて、ブロック開始の合図のSOHの代わりにSTX(0/2、0x02)を使用する。これはブロックごとに選択可能で、必要に応じて128または1024オクテットが選べる。
なお、終了の合図はEOTで通常と同様である。
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