WAPゲートウェイサーバー
読み:ワップゲートウェイサーバー
外語:WAP Gateway server
WAP(Wireless Application Protocol)で使われるインターネット上の一般的なサービスサーバー(Webサーバーなど)と、携帯端末間の中継を行なう機能サービスサーバー。
HTTP等のインターネット上の通信プロトコルとWSP、WTP、WTLS、WDPの変換、およびWMLなどの表示言語のデコード処理などを行ない、低速かつ不安定な無線による通信回線上での安定したサービスと低処理性能の端末に負担をかけない最適化された画面制御・データ転送処理などを実現する。
環境的にはHTTPプロクシーサーバーに似ており、インターネット上のサーバーとHTTPなどで通信し、携帯端末とは無線によりWAPというプロトコルで通信を行なう。画面の記述言語WMLなどはWAPゲートウェイ上でレイアウトなどの解析が行なわれ、表示するテクストの中にレイアウト情報を埋め込む形でバイナリデータ(WBXML)化し、転送データ量の低減と端末側表示処理の簡略化を実現する。また、中継サーバー側に言語の解析エンジンを搭載することで将来的な機能アップデートの共通化、および複数の技術(HTMLとHDMLとWMLなど)のシームレスな利用も実現する。
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