USB ホスト コントローラー
読み:ユーエスビー-ホスト-コントローラー
外語:USB Host Controller

 USBで接続する機器とコンピューターとの通信を制御するためのコントローラー。
目次

概要
 USBは、スター型接続のネットワークを形成する。
 USBは一つのバス内で7ビットのアドレスでデバイスを管理するため、HUBによる分岐も含めて最大127台の装置(ターゲット)をツリー型に接続することが可能であり、その管理を行なうのがUSB ホスト コントローラーである。
 パソコンの筐体に付けられているUSBコネクターとは無関係に、Windows 7/8時代のパソコンは、EHCIとしてUSB ホスト コントローラーを二つ搭載するものが多い。それぞれで127台可能なので、各々使えば最大で254台のデバイスが接続できることになる。

特徴

主導権
 USBの通信プロトコルでは、USB ホスト コントローラー(以下、ホスト)が全主導権を握っている。
 USBの場合、デバイス同士が通信という機能は原則として無く、かならず一旦ホストを経由しなければならない。従って、ホストがバスの使用権を与えない限り、パケットを送ることができない。
 その代わり、通信制御の面倒な部分はホスト側が全て引き受けることで、機器側は単純な構成で利用可能となり、もってコストを低く抑えられるようになっている。

種類
 次のような種類がある。
 USB 3.0対応機でも、USB 2.0が共存するためxHCIとEHCIとが両方存在する。

確認方法
 デバイス マネージャーから確認できる。
 次の各項目の下にぶら下がって表示される。
 この下に、実際のコントローラー名と共に書かれている名前の末尾で、何に対応しているかが分かる。
 
 例えば、ICH8ならUHCI×5とEHCI×2が共存することが分かる。
 
 Intel 6のこの例では、EHCI×2がチップセット内蔵であり、ASMedia XHCI Controllerが別途基板に搭載されているUSB 3.0ホストコントローラーである。

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