TIP
読み:ティーアイピー
外語:TIP: Tertiary Ideographic Plane
Unicode
および
ISO/IEC 10646
の第3面。Unicodeにおいて現在策定中の面で、将来的に追加される。
目次
概要
特徴
沿革
リビジョン
符号化
収載文字
Unicodeマップ
概要
JISによる公式訳はまだ無いが、Tertiary Ideographic Planeを直訳すると「第三漢字面」となる。
漢字またはそれに類する文字だが、現在使われていないものが対象で、現用のものは
基本多言語面
(BMP)または
補助漢字面
(SIP)に収録される。BMPでもSIPでもない面なので「第三」なのだろう。
UnicodeにおけるTIPのロードマップによると、古代漢字、つまり、商王朝、西周王朝、春秋時代、戦国時代、そして秦王朝の各時代に属する文字の符号化を想定している、としている。
文字番号は、U+30000〜U+3FFFDである。
特徴
沿革
Unicode ?.? ‐ 追加予定
リビジョン
まだ仕様は未確定だが、Unicodeのバージョンアップに伴い、リビジョンだけは進んでいる。
5.1.0 ‐ 2008(平成20)年4月25日
5.1.1 ‐ 2008(平成20)年10月7日
5.2.0 ‐ 2009(平成21)年10月1日
6.0.0 ‐ 2010(平成22)年10月11日
6.0.1 ‐ 2011(平成23)年1月27日
6.1.0 ‐ 2012(平成24)年2月1日
6.2.0 ‐ 2012(平成24)年9月27日
6.3.0 ‐ 2013(平成25)年10月28日
7.0.0 ‐ 2014(平成26)年8月7日
符号化
この面は、
UTF-8
、
UTF-16
、
UTF-32
のいずれの符号においても、4オクテットとなる。
収載文字
次のような文字が収載される予定。
Oracle Bone script (甲骨文)
Bronze Script (金文)
Small Seal script (小篆)
また戦国時代の次のような文字も策定中とされる。
Bamboo books (簡牘)
Silk writings (帛書)
Pottery writings(陶文)
Jade and Stone scripts (玉石文字)
Lacquer ware scripts (漆器)
Ancient seal scripts (璽印)
Currency scripts (錢幣)
The Bird and Insect scripts (鳥蟲書)
Unicodeマップ
現在提案中の符号位置は、次の通り。
UCS (16進)
用途
追加版
30000〜317FF
甲骨文字
提案中
31800〜31FFF
(( 空き領域 ))
32000〜32FFF
金文
提案中
33000〜33FFF
(( 空き領域 ))
34000〜368FF
小篆
提案中
36900〜3FFFD
(( 空き領域 ))
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