SINET
読み:サイネット
外語:SINET: Science Information NETwork
学術情報ネットワーク。国立情報学研究所が管轄する日本最大の学術研究用ネットワークで、参加機関には大学が多い。
概要
かつてインターネットが研究目的でのみ使われ、商用では利用できなかった頃のポリシーのまま動いており、SINET傘下の機関はその下流に別機関を繋ぐことが困難(そのたびにSINETの許可が必要)である。
また、商用ネットワークとの接続部(WIDEプロジェクトなど)がボトルネックとなっている。今は随分ましになっているが、かつて基幹が帯域数Mbpsの時代にSINETとWIDEの接続点(大塚)は64kbpsだった。
SINETは旧文部省系のネットワークだが、省庁統廃合の影響から、2003(平成15)年3月には旧科学技術庁系のIMnetが統合された。
特徴
沿革
- 前史: NACSISネットを引き継いでSINETが構築される
- 2002(平成14)年1月: バックボーンを高速化した「スーパーSINET」(SuperSINET)運用開始 (SINETはインフラとして継続)
- 2007(平成19)年6月: スーパーSINET(SuperSINET)をインフラとしたSINET3に移行
- 2011(平成23)年4月: 後継のSINET4運用開始
状況
米国Internet2や、欧州GEANTなど、海外の研究ネットワークと相互接続をしている。
2011(平成23)年4月、従来のSINET3を発展させたSINET4(サイネット・フォー)に世代交代し、これを著している現時点に至る。
再検索