SHA-3
読み:エスエイチエイ-スリー
外語:SHA3: Secure Hashing Algorithm 3
一方向ハッシュ関数の一つ。同一性確認(改竄されてないことの確認)や認証などに利用される予定。
概要
原文の長さなどに関係なく、固定長データ列を生成する。
長くアルゴリズムの公募が行なわれていたが、5年間の検討の末、2012(平成24)年10月2日、遂にアルゴリズムが決定したと発表された。
特徴
由来
MD5に代わるアルゴリズムとして使われるようになったSHA-1だったが、電子計算機の性能向上、ならびに攻撃手法の発展に伴い、そのクラッキングも現実的なものとなってきた。
結果、NIST(国立標準技術研究所)は、DESに対するAESと同様、新規のアルゴリズムを公募することとした。
Keccak
決定したアルゴリズムはKeccak(キャッチアック)とされている。
具体的な技術は不明だが、NISTは、SHA-2にはあるかもしれない脆弱性はKeccakには存在しないとしている。
Keccakは様々なハッシュ値長が可能だが、SHA-1が160ビットであるため、それを超える長さ、具体的にはKeccak-224やKeccak-256などが普及するのではないかと見込まれている。
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