S1映像出力端子
読み:エスいち-えいぞうしゅつりょくたんし
外語:S1 Video
ワイド映像の識別信号が付加されたS端子の一つ。この規格はビクターが立案し、EIAJ CPX-1202で規格化された。
概要
通常の画面のアスペクト比4:3の映像と、16:9のワイド画面のスクイーズ信号が判別できるようになっている。
識別信号はS端子の色度信号(C)に直流が重畳されており、標準映像の場合はこれが0Vだが、スクイーズ信号の場合は5.0Vとなる。
後継規格に、更にレターボックス信号にも対応したS2映像出力端子(EIAJ CPR-1202)があり、この規格化に伴い当EIAJ CPX-1202規格は廃止された。
特徴
この端子にS1映像出力端子対応機器(ワイドテレビ等)を接続すると自動的に16:9のフルサイズで表示できる。
4:3のテレビでS1に対応したものは、レターボックス表示するか左右を切ったパンスキャンにするかを選択できることが多い。
4:3のテレビでかつS1映像出力端子に対応していないものは、そのまま4:3の画面に表示されてしまうので、左右が潰れ縦長にみえる不自然な映像になってしまう。
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