S/MIME
読み:エスマイム
外語:S/MIME: Secure/Multipurpose Internet Mail Extensions
RSA Data Security Inc.が開発した、暗号化されたメッセージを
MIME
で扱えるようにしたアプリケーション規格。
電子メール
に
暗号化
や
電子署名
などの機能を追加するのに利用できる。
目次
概要
仕様
S/MIME Version 2
S/MIME Version 3
S/MIME Version 3.1
S/MIME Version 3.2
概要
暗号化には、信頼性が高いといわれる
公開鍵暗号方式
を用いる。
仕様はRFCで標準化されている。暗号化に用いる鍵はベリサイン社により発行されている(有料)。
Netscape CommunicationsやMicrosoftなどはS/MIMEを支持していたが、あまり普及しなかった。
仕様
現在の最新バージョンは、バージョン3.2である。全く普及していないが、更新だけは続いている。
S/MIME Version 2
RFC 2311
(S/MIME Version 2 メッセージ仕様)
RFC 2312
(S/MIME Version 2 証明書の取り扱い)
RFC 2313
(PKCS #1: RSA 暗号化 Version 1.5)
RFC 2314
(PKCS #10: 証明書要求構文 Version 1.5)
RFC 2315
(PKCS #7: 暗号メッセージ構文 Version 1.5)
S/MIME Version 3
RFC 2630
(暗号メッセージ構文)
RFC 2631
(
Diffie-Hellman
鍵共有法)
RFC 2632
(S/MIME Version 3 証明書の取り扱い)
RFC 2633
(S/MIME Version 3 メッセージ仕様)
RFC 2634
(S/MIME用拡張セキュリティサービス)
S/MIME Version 3.1
RFC 3850
(S/MIME Version 3.1 証明書の取り扱い)
RFC 3851
(S/MIME Version 3.1 メッセージ仕様)
RFC 3852
(暗号メッセージ構文)
RFC 3853
(
SIP
のためのAES要件)
RFC 3854
(
X.400
コンテンツ用のセキュリティ)
RFC 3855
(X.400でのS/MIMEオブジェクトの転送)
RFC 3856
(SIPのプレゼンスイベントパッケージ)
RFC 3857
(SIPのためのウォッチャー情報イベントテンプレートパッケージ)
S/MIME Version 3.2
RFC 5750
(S/MIME Version 3.2 証明書の取り扱い)
RFC 5751
(S/MIME Version 3.2 メッセージ仕様)
RFC 5752
(暗号メッセージ構文)
RFC 5753
(暗号メッセージ構文でのECCアルゴリズムの使用)
RFC 5754
(暗号メッセージ構文でのSHA2アルゴリズムの使用)
RFC 5755
(認証用のインターネット属性証明書プロファイル)
RFC 5756
(RSAES-OAEPとRSASSA-PSSアルゴリズムのパラメーターの更新)
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