RR (HDLC)
読み:アーアー
外語:RR: Receive Ready

 HDLCの確認フレームの一つで、情報フレームの受け入れが可能であることを通知するもの。
目次

概要
 HDLCにおける制御フレームの一つで、Sフレーム(監視フレーム)の一つ。
 コマンドとレスポンスの双方で用いる。

符号の形式
 LAPBの基本(モジュロ8)動作では、制御フィールドCは次のようになる。
 LAPBの拡張(モジュロ128)動作およびLAPDでは、制御フィールドCは次のようになる。

特徴

用途
 情報フレーム(Iフレーム)の受け入れ可能の旨を表わすほか、N(R)-1までの情報フレームを正しく受信したことを通知する。
 RNRの送出で通知したビジー状態の解除通知にも用いられる。
 また、P/F=1としてRRコマンドを送出し、RRレスポンスを勧誘することで相手局を確認する用途にも使われる。

関連
 このRRは、HDLCレベルつまりレイヤー2相当での通知である。
 RRは、X.25でも同名のものがあるが、こちらはレイヤー3相当であり、このHDLCのRRとは異なる。X.25のRRは、LAPB/LAPDとしてはIフレームとして送られることになる。

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