OpenID
読み:オープン-アイディー
外語:OpenID

 オンライン認証システム。OpenIDで一つのIDを持てば、複数のWebサイトへのログインが可能となる、オープン型の認証システム。
目次

概要
 様々なWebサービスを利用するにあたり、それぞれにユーザー登録するのは手間である。それぞれのIDやパスワードを覚えていなければならない。
 一方、OpenIDに一つアカウントを用意し、そしてWebサービスがこの情報を元に認証をするようにすれば、アカウント登録が一元化でき利便性が増す。

特徴

利用方法
 OpenIDのユーザーID形式は、「http://username.openid.ne.jp/」のようなURLの形式である。技術的には、openid.ne.jpだけでなく、自分のWebサイトのURLを使うこともできる。
 OpenIDに対応するWebサイトに、OpenIDのアカウントでログインすることが出来る。日本国内では、mixiやYahoo! JAPANなどが対応していることで有名である。
 使うためには、次の手順が必要となる。
  1. OpenIDの取得
  2. OpenID対応サービスに取得したOpenIDを登録
 実際に利用する場面では、対応サービスではなくOpenIDに画面が移り、ここでパスワードを入力することになる。

OpenID取得とアクセス方法
  1. OpenIDの取得
  2. OpenID対応サービスに取得したOpenIDを登録
  3. OpenID対応サービスがOpenID認証サーバーに認証要求
  4. OpenID認証サーバーがユーザーにパスワード入力の要請
  5. OpenID認証サーバーが認証結果をOpenID対応サービスに通知
 OpenIDの取得とは一回だけでよい。2の作業も、対応サービスごとに1回すれば良い。

限界
 OpenIDが出来るのは、個人の認証のみである。
 自分の持っている個人情報のどこまでを対応サービスに提供するか、といった認可情報の委譲機能は持っておらず、これはOAuthによって行なわれる。

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