NetBEUI
読み:ネットビューイ
外語:NetBEUI: NetBios Extended User Interface
IBMが1985(昭和60)年に開発したネットワークプロトコル。
概要
ルーティング機能を持たない、小規模なLAN向けの通信プロトコルであり、従来のNetBIOSを改良して作られた。
その後さらにMicrosoftやNovellにより拡張され、32ビット時代までのMicrosoft Windowsではプリンターやファイル共有のために利用された。
特徴
呼称
元々のNetBEUIは、プロトコルからAPIまでを含む総称であった。
後に、プロトコルをNetBEUI、APIをNetBIOSと呼び分けるようになったが、この呼び分け方はNetBEUIがNetBIOSの拡張として作られたことと矛盾する。
そこで、プロトコルのみを指す場合はNBF(NetBIOS Frame protocol)と呼ぶ。
その後
インターネットおよびTCP/IPの普及に伴い、IBMは、このNetBIOSをTCP/IPで使うNetBIOS over TCP/IP(TCPBEUI、NetBT)を用意した。
以降、TCP/IPで使うものへと移行が進み、旧来のNBFはほぼ需要がなくなった。Windowsでは、Windows XPでは標準インストールされず、そしてWindows 7からは対応が廃止された。
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