NRZI
読み:エンアーズィーアイ
外語:NRZI: Non Return to Zero Inversion
信号の符号化方式の一つ。非ゼロ復帰反転。「NRZ-I」とも。
目次
概要
特徴
NRZLの反転とする方法
電圧の変化を情報とする方法
概要
NRZ
の一種で、Inversion(反転)を特徴とするもの。
「反転」の解釈方法により、二種類の異なる符号化方法が存在する。
特徴
NRZLの反転とする方法
単にNRZと言うことが多いNRZL(Level)の論理を逆にしたもの。いわゆる負論理。
つまり、(
電圧
を使う場合は)「0」の時は「高」、「1」の時は「低」と信号を変化させて伝送する。
この意味でNRZIということはあまりないが、
RS-232Cレベル
などは、負論理で伝送されている。
電圧の変化を情報とする方法
一般にNRZIというと、こちらの方式を言うことが多い。
電圧の「変化」と「維持」の二種類を、ディジタル情報の0と1に対応づけるもので、
FDDI
や
100BASE-FX
などで使われている。差動(
平衡
)伝送方式の
USB
でも使われている。
次の二種類があり、どちらも有り得る。
NRZM(NRZ-M) Mark ‐ 情報が1の場合に電圧を反転、0の場合に維持するもの
NRZS(NRZ-S) Space ‐ 情報が0の場合に電圧を反転、1の場合に維持するもの
実装として多いのは、「0」の時は変化し、「1」の時は変化しない、NRZS(NRZ-S)である。
Inversion(語順転換)するメリットとしては、受信の際にデータの極性が反転してしまった場合でも、同じ情報が得られるという点である。
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