LCP
読み:エルスィーピー
外語:LCP: Link Control Protocol

 PPPを構成する通信プロトコルの一つで、レイヤー2(データリンク層)における、リンクの確立や設定を行なう。
目次

概要
 プロトコルはPPPでカプセル化され送受信される。
 PPPプロトコルフィールドは、0xc021である。

特徴

フィールド構造
 LCPパケットはヘッダー部とデータ部に分けられる。ヘッダーには、次の情報が含まれる。
 LCPのバージョン等は含まれていない。機能(Code)を見て、未対応のものは黙って破棄するよう、規定されている。

Code
 Codeは、LCPパケットの機能、目的を表わすフィールドである。番号はCCPと共通で、附番についてはIANAが担当する。発行された番号はIANAがppp-numbersとして公開している。
 LCPには、三つの主だった機能(クラス)が存在し、各クラスごとに次のような機能がある。
 このCodeフィールドの値により、データ部の内容が決定される。

LCP通信設定オプション
 LCPパケットのうち、リンク設定パケットのデータ部はオプション機能となる。オプションを利用して、機能に対する変更の折衝を行なう。

オプションフィールド構造

Type
 PPPを規定するRFC 1661で定義される範囲では、Typeフィールドには次のものがある。

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