LCP
読み:エルスィーピー
外語:LCP: Link Control Protocol
PPP
を構成する
通信プロトコル
の一つで、
レイヤー2
(
データリンク層
)における、リンクの確立や設定を行なう。
目次
概要
特徴
フィールド構造
Code
LCP通信設定オプション
オプションフィールド構造
Type
概要
プロトコルはPPPで
カプセル化
され送受信される。
PPPプロトコルフィールドは、0xc021である。
特徴
フィールド構造
LCPパケットはヘッダー部とデータ部に分けられる。ヘッダーには、次の情報が含まれる。
Code (8ビット)
Identifier (8ビット)
Length (16ビット)
LCPのバージョン等は含まれていない。機能(Code)を見て、未対応のものは黙って破棄するよう、規定されている。
Code
Codeは、LCPパケットの機能、目的を表わすフィールドである。番号はCCPと共通で、附番についてはIANAが担当する。発行された番号はIANAが
ppp-numbers
として公開している。
LCPには、三つの主だった機能(クラス)が存在し、各クラスごとに次のような機能がある。
リンク設定パケット (リンクの確立と設定)
1 設定要求 (Configure-Request)
2 設定確認 (Configure-Ack)
3 設定否定 (Configure-Nak)
4 設定拒否 (Configure-Reject)
リンク終了パケット
5 終了要求 (Terminate-Request)
6 終了確認応答 (Terminate-Ack)
リンク保守パケット (リンクのデバッグや管理)
7 コード拒否 (Code-Reject)
8 プロトコル拒否 (Protocol-Reject)
9 エコー要求 (Echo-Request)
10 エコー応答 (Echo-Reply)
11 破棄要求 (Discard-Request)
12 ID通知 (Identification)
13 残余時間通知 (Time-Remaining)
このCodeフィールドの値により、データ部の内容が決定される。
LCP通信設定オプション
LCPパケットのうち、リンク設定パケットのデータ部はオプション機能となる。オプションを利用して、機能に対する変更の折衝を行なう。
オプションフィールド構造
Type (8ビット)
Length (8ビット)
Data(0以上の可変長)
Type
PPPを規定する
RFC 1661
で定義される範囲では、Typeフィールドには次のものがある。
1 最大受信単位 (Maximum-Receive-Unit)
3 認証プロトコル (Authentication-Protocol)
4 品質プロトコル (Quality-Protocol)
5 マジックナンバー (Magic-Number)
7 プロトコルフィールド圧縮 (Protocol-Field-Compression)
8 アドレスと制御フィールド圧縮 (Address-and-Control-Field-Compression)
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