KEIS
読み:ケイス
外語:KEIS: Kanji processing Extended Information System
日立製作所
の
EBCDIK
または
EBCDIC
で
日本語
が扱えるようにした拡張仕様。日立製作所の
汎用機
で使われる。
目次
概要
特徴
種類
全角空白
仕様
KI/KO
KO(半角シフト中)
KI(全角シフト中)
概要
基本は、従来の汎用機で使われていたEBCDIKまたはEBCDICで、制御コードで必要に応じて日本語の漢字面を切り替える。
日立の用語としては、二つのモードは「半角シフト中」「全角シフト中」として呼び分けているようである。
特徴
種類
基本の文字集合は、日立独自のEBCDIKと、標準的なEBCDICがある。
漢字集合は、
JIS C 6226-1978
である「KEIS78」と、
JIS X 0208-1983
である「KEIS83」がある。
都合、次の四種類が存在しうる。
EBCDIC/KEIS78
EBCDIK/KEIS78
EBCDIC/KEIS83
EBCDIK/KEIS83
これらを総じて「EBCDIK/KEISコード」と呼ぶ。
全角空白
全角シフト中の全角空白は、次の二種類の実装がある。
0xa1 0xa1 (JIS X 0208の空白として扱う)
0x40 0x40 (EBCDIKの空白2個分として扱う)
漢字はEUC-JP相当なのでa1a1とするのが自然ではあるが、
JEF
と同様に4040とEBCDIC空白文字2個分で符号化する実装が大半のようである。
仕様
KI/KO
1/10 4/2(0x0a 0x42)で漢字モードに移行(全角シフト)、1/10 4/1(0x0a 0x41)でEBCDIK/Cに復帰(半角シフト)する。漢字は
EUC-JP
相当で符号化する。
二種類のモードを、符号で切り替える(KI/KO)だけのシンプルな実装である。
KO(半角シフト中)
[0x00‐0x09](00‐09): EBCDIC/Kと同様に扱う
[0x0a 0x41](0a41): KO(半角シフト)
[0x0a 0x42](0a42): KI(全角シフト)
[0x0a それ以外]: 0x0a それ以外、という符号列として扱う
[0x0b‐0xff](0b‐ff): EBCDIC/Kと同様に扱う
KI(全角シフト中)
漢字モード(全角シフト)は1バイトと2バイトが混在しており、次のように解釈される。[]が各バイトである。
[0x00‐0x40](00‐40): 1バイト符号
[0x00‐0x09](00‐09): EBCDICと同様に扱う
[0x0a 0x41](0a41): KO(半角シフト)
[0x0a 0x42](0a42): KI(全角シフト)
[0x41‐0xa0] [0xa1‐0xfe](41a1‐a1fe): 拡張文字、外字
[0x59‐0x80] [0xa1-0xfe](59a1‐80fe): 拡張漢字・拡張非漢字領域
[0x81‐0xa0] [0xa1-0xfe](81a1‐a0fe): ユーザー定義領域(外字)
[0xa1‐0xfe] [0xa1‐0xfe](a1a1‐fefe): JIS漢字・JIS非漢字
[0xff *](ff *): エラー
JIS漢字・JIS非漢字については、JISコード(2121‐7e7e)に、0x8080を加算したものと一致する。
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