KCP+
読み:ケイスィーピー-プラス
外語:KCP+: KDDI Common Platform +
KDDIとQUALCOMM共同開発の携帯電話機用共通プラットフォーム。KCPの発展形で、auの端末で利用されていた。
概要
従来からKDDIが採用していたQUALCOMMのアプリケーション実行環境BREWをベースに構築されている。
従来のKCPでは、WebブラウザーやMUA(メーラー)などの基本アプリケーションの共通化が図られた。
KCP+では、更なる開発コストの削減を目標に、基本アプリケーションだけでなく、OSからミドルウェアまで、その共通化の範囲を広げた。下回りも、無線通信制御や共通デバイスなどの多くの部分が共通化されている。
特徴
評判
デュアルコア対応の新チップセットMSM7500の採用と、マルチタスク機能の搭載が目玉だった。GPUには、AMDの「Imageon」が採用された。
コンセプトやアイディアは良かったが製品としての完成度が低く、鳴り物入りで登場したはよいものの、不具合多発で評判は悪かった。
欠点
KCP+最大の弱点は、そのCPUの遅さだった。
CPUとしてMSM7500が使われていたが、これが非常に遅く、KCP+は「もっさり」していたのである。
再検索