IVD
読み:アイヴィーディー
外語:IVD: Ideographic Variation Database
Unicode
において、全ての
IVC
を管理するためのデータベースのこと。
目次
概要
特徴
登録手順
登録されたIVC
問題点
概要
IVS
がどの文字と対応するかを管理するデータベースである。
異体字管理における最上位で、Unicode社が管理している。
登録はUnicode社の審査がある
登録は有料
登録後の変更、削除等は出来ない
特徴
登録手順
登録の手順については、
Unicode Technical Standard #37
で規定されている。
申請者は、文字集合の情報(
IVC
)をWebで公開する
申請者は、Unicodeメーリングリストで、コレクションの公開を告知する
最低90日間の公開チェックが行なわれる。申請者は、質問や指摘に対応しなければならない
チェック期間が終了したら、申請者はUnicode社に書類を提出し、登録料を支払う
Unicode社はIVCを「Ideographic Variation Database」に登録する
登録されたIVC
これを著している時点おいて、実際に登録されたIVCは次の通り。
Adobe-Japan1
Hanyo-Denshi
問題点
IVD/IVC/IVSというメカニズムには、大きな問題が存在する。
登録はISO/IECではなく、Unicode社という企業
IVDは「ユニバーサルなメーカー外字」を標榜
このため、IVCが異なれば同じ字形であっても別の
異体字セレクター
が割り当てられる
公的な規格の範囲内(Private Use Area(外字領域)のような私的領域でないコードポイント)で、このような問題を生じさせていることに異論も生じたが、Adobe-Japan1と汎用電子で実際に字形の重複が大量に生じたことで、問題は現実になってしまった。
再検索