IPv6マルチキャストアドレス
読み:アイピーヴィーろく-マルチキャストアドレス
外語:IPv6 multicast address

 IPv6で使うマルチキャストアドレスのこと。
目次

概要
 IPv6ではFF00::/8(上位8ビットが1)。
 具体的には、次の範囲である。
 約1澗3300溝個分の領域があり、IPv6全アドレス空間のうち、1/256を占めるアドレス空間である。

特徴

送信専用
 マルチキャストアドレスは、一対多の同報通信で、宛先として使われるものである。
 従って、マルチキャストアドレスは宛先にのみ使う。
 送信元がマルチキャストアドレスになったパケットは、不正なパケットであるのでルーターは中継してはならない。

ビット機能
 128ビットを、先頭から順に次のように用いることになっている。

フラグ

スコープ
 どの範囲にまで通信するかを示す。値が大きいほど、範囲が広い。
概要
16進2進
000000予約
010001ノードローカルスコープ
020010リンクローカルスコープ
050101サイトローカルスコープ(単一のサイトに限定)
081000組織ローカルスコープ(単一の組織に限定)
0E1110グローバルスコープ(インターネット全体)
0F1111予約

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