IPv6ヘッダー
読み:アイピーヴィーろくヘッダー
外語:IPv6 header
IPv6パケットの先頭に付けられるヘッダー。末尾の音引きを略して「IPv6ヘッダ」とも。
概要
IPv4ヘッダーは無駄な情報が多く大型という欠点があり、IPv6は設計段階で、この改善がなされた。
IPv6は常時必須な情報以外は全て適時拡張ヘッダーを追加することにより情報を伝送することになっているため、IPv4ヘッダーと比べ大幅に簡略化されている。
特徴
構造
先頭より順番に、次の情報が格納される。
- Version (4ビット) IPv6なら6
- Traffic Class (優先度) (8ビット)
- Flow Label (フローラベル) (20ビット)
- Payload Length (ペイロード長) (16ビット)
- Next Header (次ヘッダー) (8ビット)
- Hop Limit (ホップリミット) (8ビット)
- Source Address (送信元IPアドレス) (32ビット)
- Destination Address (宛先IPアドレス) (32ビット)
種類
拡張ヘッダーの種類は次ヘッダー欄の値で示され、ルーティングヘッダーやフラグメントヘッダーなどが追加できる。
次ヘッダーは、IPv4のプロトコル番号と同じである。継続する次ヘッダーが無い場合は、次ヘッダー欄の値は59となる。
IPv6に直接関わる拡張ヘッダーでよく使われるものとして、次のものがある。
- 0 = IPv6 Hop-by-Hop Option ‐ 全ノード向け情報
- 43 = IPv6-Route ‐ ルーティングヘッダー
- 44 = IPv6-Frag ‐ フラグメントヘッダー
- 60 = IPv6-Opts ‐ 宛先オプション
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