HTTP/1.1
読み:エイチティーティーピー-いってんいち
外語:HTTP/1.1
HTTP/1.0の改良バージョン。
概要
HTTP/1.1は次のRFC群で既定されている。
- RFC 7230: Hypertext Transfer Protocol (HTTP/1.1): Message Syntax and Routing
- RFC 7231: Hypertext Transfer Protocol (HTTP/1.1): Semantics and Content
- RFC 7232: Hypertext Transfer Protocol (HTTP/1.1): Conditional Requests
- RFC 7233: Hypertext Transfer Protocol (HTTP/1.1): Range Requests
- RFC 7234: Hypertext Transfer Protocol (HTTP/1.1): Caching
- RFC 7235: Hypertext Transfer Protocol (HTTP/1.1): Authentication
- RFC 7236: Initial Hypertext Transfer Protocol (HTTP) Authentication Scheme Registrations
- RFC 7237: Initial Hypertext Transfer Protocol (HTTP) Method Registrations
これらに分かれる前はRFC 2616で、さらに前はRFC 2068で規定されていた。
特徴
従来のHTTP/1.0では各リクエストごとに接続と接続の終了を行なっていたが、HTTP/1.1からは接続を逐一終了しないパイプラインの機構が導入された。
Webサイトに含まれる画像などは殆どが同じホスト上に存在しているため、一つのリソースごとに切断していては効率が悪い。そこでHTTP/1.1では一度接続された回線は切断されずに残る。
但し、HTTP 1.1のパイプラインを用いても、一つのパイプラインでは一つのリクエストしか得られず、大きなレスポンスを得るためにはその間、他のリクエストは待たされてしまう。
また、このパイプラインも色々な課題が存在することから、次のHTTP/2が開発されることとなった。
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