色差信号
読み:しきさしんごう
外語:color difference signal
カラーテレビにおける明るさを表わす輝度信号(Y)と、三色信号(RGB)との差(R−Y)、(G−Y)、(B−Y)のこと。
概要
NTSCはYIQのうちのIQが、PALはYUVのうちのUVが、色差信号である。
「人間の目は明るさの変化には敏感だが、色の変化には鈍感である」という性質に基づいて、色信号の情報量を減らすために考案された。
輝度信号(Y)はそのまま、色差信号を周囲の画素とともに間引いても人間の目には画像の劣化は殆ど目立たない。このため、色差信号を中心に情報量を削ることで画像の圧縮をしている。
特徴
NTSC
NTSC方式では、次の式で(R−Y)と(B−Y)を混合したI,Q信号を作る。
- Y = 0.30×R + 0.59×G + 0.11×B
- I = 0.74×(R−Y) − 0.27×(B−Y)
- Q = 0.48×(R−Y) + 0.41×(B−Y)
PAL
PAL方式では、次の式で(R−Y)と(B−Y)からU,V信号を作る。
- Y = 0.299×R + 0.587×G + 0.114×B
- U = 0.436×((B−Y)/(1−0.114))
- V = 0.615×((R−Y)/(1−0.299))
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