給電線
読み:きゅうでんせん
外語:feeder
送信機
から
アンテナ
へ電力を送ったり、アンテナで捕らえた電波を
受信機
に送るための電線。アンテナ線、
フィーダー
ともいう。
目次
給電線の種類
同軸ケーブル
フィーダー
要求性能
給電線の種類
大きく、同軸ケーブルとフィーダー線がある。
同軸ケーブル
同軸は丸い導線で、芯線のまわりを編線で取り巻いたケーブルである。
現在主に使われるのは、2V型、FV型、FB型の三種類である。
最初の2またはFは次の意味である。
2: 芯線と編組の絶縁材が半透明ポリエチレン
F: 芯線と編組の絶縁材が発泡ポリエチレン
次のVまたはBは次の意味である。
V: 編線は一重である。
B: 絶縁材と編線の間にアルミテープが巻かれている。
従って、次のようなことになる。
2V
絶縁材が半透明ポリエチレンのもの。細く済み、曲げに強く安価だが、電波の
減衰
量が多い。
FV
絶縁材が発泡ポリエチレンのもの。VHF/UHFにはこの程度で充分。BSなどの高周波受信には向かない。
FB
絶縁材が発泡ポリエチレンで、アルミテープが巻かれているもの。BS放送の受信などにも向いているが、径が太く高価である。
フィーダー
テレビ受信用に、かつてはよく使われたケーブル。
VHF用の300Ωはリボンフィーダー、UHF用の200Ωはめがねフィーダーと呼ばれる。
要求性能
給電線に求められる性能としては、給電線自体が電波を発射したり、あるいは受信してはならないことである。
そして損失が少なく、外部からの電気的影響を受けず、かつ特性インピーダンスが一定であることである。
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