楽天銀行
読み:らくてんぎんこう
外語:Rakuten Bank, Ltd.
インターネットを利用した独立系のオンライン決済専業の
ネット銀行
。
2010(平成22)年5月4日に「
イーバンク銀行
」から商号が変更された。
目次
会社概要
基本情報
沿革
主要株主・関連企業
主要株主
特徴
当初
改悪
不誠実
サービス
入金方法
ATM
手数料
入出金
振込手数料
優遇条件
会社概要
基本情報
2006(平成18)年10月31日現在の概要と代表役員は次のとおり。
商号: 楽天銀行株式会社(Rakuten Bank, Ltd.)
本社:
東京都
品川区
東品川四丁目12番3号 品川シーサイド楽天タワー15階
設立: 2000(平成12)年1月14日
開業: 2001(平成13)年7月23日
資本金
: 234億8500万円 (2009(平成21)年7月17日現在)
代表: 國重惇史 代表取締役社長 (2010(平成22)年5月現在)
銀行コード: 0036 (支店コード: 101本店)
沿革
2000(平成12)年1月14日: 日本電子決済企画株式会社(資本金4億円)設立
2001(平成13)年6月: 商号をイーバンク銀行株式会社に変更
2001(平成13)年7月23日: 銀行業の免許(金監第3912号)取得、開業
2006(平成18)年1月: 全国銀行データ通信システムへの直接接続開始
2008(平成20)年9月: 楽天株式会社と資本・業務提携
2009(平成21)年2月: 楽天株式会社が主要株主認可取得、連結子会社化
2009(平成21)年6月4日: 将来的に「楽天銀行」に商号変更する旨を発表
2010(平成22)年3月1日: 他のイーバンク口座への振込を無料から50円に変更
2010(平成22)年4月5日: イーバンクマネーカードのVISAデビット機能の中止
2010(平成22)年5月4日: イーバンク銀行株式会社を楽天銀行株式会社へ商号変更
主要株主・関連企業
主要株主
株式は非上場。
2010(平成22)年3月末現在の主な出資企業は次の通り。なお、総株式数に対するシェアは、公表されていない。
楽天株式会社
日本政策投資銀行
NTTファイナンス株式会社
マネックスグループ株式会社
住友商事株式会社
特徴
当初
開業当時の日本の銀行は振込手数料なども高額さばかり目立っていた。
この問題は今も変わらないが、そのような中でイーバンク銀行は、イーバンク内での個人間送金手数料が無料、という前代未聞の特典に加え、口座維持手数料無料、128ビット
SSL/TLS
に加え電子証明書を用いたセキュリティ管理などを特徴として開業し人気を獲得、ネット銀行最大の口座数を獲得した。
口座は原則として一人一つだが、これとは別に個人事業口座を持つことも可能である。
改悪
特別に金利が良い訳でもなかったが、手数料無料などは利点で、人気があった。
しかし楽天の傘下に落ちてからは改悪が進み、魅力はどんどんと薄れていった。
敢えて口座を維持するに値する魅力だった個人間送金手数料が無料も、2009(平成21)年9月8日に2010(平成22)年2月1日から有料化する旨を発表したことで、対抗の
ジャパンネット銀行
に対するアドバンテージが消失した。
この時点で、「東京三菱UFJ銀行」と「ゆうちょ銀行」が対抗のネットサービスとしてかなり利便が高まっており、今後の人気動向に注目が集まっている。
イーバンクマネーカード無料会員「イーバンクマネーカードクラシック」に付いていたVISAデビット機能も終了、クレジットカード難民の解約が相次いだ。
不誠実
楽天の傘下に落ちてからの改悪のペースが早すぎる上に、ユーザーに対する改悪の際の通知は一切無い。銀行からの電子メールで事実を知るよりも早く、ネットの掲示板などで事実を知ることが多い。
不要なスパムメールは次々と送ってくるが、肝心なメールは遅いか無いため、不誠実極まりないと批判されている。
サービス
入金方法
方法は幾つか存在する。
自分の楽天銀行口座に、他行または郵便局から振り込む(有料)
カードを作り、このカードでATMまたは郵便局から入金する(無料)
ネットで、ゆうちょ銀行総合口座(旧称「ぱ・る・る」)から指定金額を楽天銀行口座に入金する(無料) (但し、予め書類に捺印しゆうちょ銀行口座を登録する必要がある)
ATM
入金等はATMを利用する。提携しているATMは次のとおり。
セブン銀行のATM
郵便局のATM
OMC設置のCD/ATM (キャッシングのみ)
手数料
手数料は値上がりを続けており、利便性は日を追うごとに失われている。価格は2010(平成22)年3月1日改訂のもの。
入出金
自分の口座に入金する場合でも、3万円未満は有料なので注意。
楽天銀行口座への入金
3万円以上は、セブン銀行ATM、イオン銀行ATM、ゆうちょ銀行、すべて無料
3万円未満は
有料
(セブン銀行ATM、イオン銀行ATMからは210円、ゆうちょ銀行から262円)
楽天銀行口座から出金
常に有料 (セブン銀行ATM、イオン銀行ATMからは210円、ゆうちょ銀行から262円)
かつてはセブン銀行ATMからの入金は常に無料なのが売りだったが、後に有料化された。
「自分の口座への入金も有料」なので注意が必要である。
但し、後述する優遇条件により、口座残高に応じて月間無料回数が設定されている。
振込手数料
「個人口座」での手数料は次の通り。
他の楽天銀行口座への振込: 50円
他行口座への振込(本人名義含む)
3万円未満: 160円(税込)
3万円以上: 250円(税込)
ゆうちょ銀行本人名義口座への振込: 100円(税込)
「法人ビジネス口座」での手数料は次の通り。
他の楽天銀行口座への振込: 50円
他行口座への振込(本人名義含む)
3万円未満: 160円(税込)
3万円以上: 250円(税込)
ゆうちょ銀行本人名義口座への振込: 250円(税込) (※個人口座では100円だが、法人は高い)
優遇条件
個人口座では、前月25日終了時点の預金残高に応じ、毎月所定回数無料となる。
3万円以上の入金は常に無料
3万円未満の入金と全ての出金は、口座残高に応じ、月間0回から7回まで無料
月間無料回数は、次の通り。
残高10万円未満: 0回
残高10万円以上: 1回
残高50万円以上: 2回
残高100万円以上: 5回
残高300万円以上: 7回
かつては、クレジットカード機能付
キャッシュカード
を利用した場合に優遇が存在したが、改訂により優遇が廃止された。
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