スーパーバードA2号機
読み:スーパーバード-エイにごうき
外語:SUPERBIRD-A2

 スカパーJSAT(旧 宇宙通信)の通信衛星。
目次

人工衛星の情報

基本情報

仕様

沿革

特徴

予定
 これはボーイング・サテライト・システムズ・インターナショナル社が開発したBoeing 601バスを基本とする三軸制御衛星である。
 スーパーバードA号機と比べ、通信回線品質の向上に加え、Kaバンドに可動ビームを追加し、国際通信設備の拡充を図っていた。
 Kaバンドは日本ビーム、Kuバンドは日本ビームと可動ビームがあり、太平洋地域からのニュース素材伝送(SNG)などに利用される予定だった。

軌道投入失敗
 ロケット切離し後の第一回目のペリジ点(近地点)通過時の軌道高度が予想より低下し、大気圏に接近し過ぎてしまった。このため上層大気との摩擦の影響で太陽電池パネルなどが損傷した。
 その後は影響調査が続けられたが、2004(平成16)年11月28日に姿勢変動発生。燃料タンクの圧力低下に伴う不具合で、衛星の燃料寿命が大幅に減少することが判明し、結局、この衛星への移行は中止せざるを得なくなった。

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