サービスタイプ
読み:サービスタイプ
外語:TOS: Type of Service
IPv4ヘッダー内に存在する8ビットの領域で、IPパケットの優先度などの情報を格納するためのもの。
概要
これを利用すると、ネットワーク混雑時などの際、優先すべきパケットを先に通すような処理が可能となる。
但しIPv4ではこの機能は殆ど使われていないか、実装自体がなされていない。
特徴
機能
まずRFC 2474により3ビットの優先度と5ビットのTOS(サービスタイプ)で構成されると規定された。
このRFCでは、遅延度(D)、スループット(T)、信頼性(R)、金銭的コスト(M)を二段階で選べるようになっている。
次に、このRFCを破棄したRFC 2474ではDTRM全て1の場合は高セキュリティを意味することにするという規定も追加されている。
サービスタイプ
(MSB)7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0(LSB) |
優先度 | TOS |
D(遅延度) | T(スループット) | R(信頼性) | M(金銭的コスト) | 常に0 |
- D(delay)
- 0=通常遅延、1=最小遅延
- T(throughput)
- 0=通常スループット、1=高スループット
- R(reliability)
- 0=通常信頼性、1=高信頼性
- M(monetary cost)
- 0=通常金銭的コスト、1=低金銭的コスト
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