CNG信号 |
辞書:通信用語の基礎知識 固定電話技術編 (WTELFT) |
読み:スィーエンジーしんごう |
外語:CNG signal: calling signal |
品詞:名詞 |
ファクシミリで使われる制御音の一つ。
|
概要 |
送信側のFAXが送信する信号で、受信側に対し自分がFAXであることを通知するのに用いられるFAX識別信号である。
具体的には「ポー、ポー、ポー」という断続音であり、発信側は非音声端末であることを表わす。
人間がこの音を聞いた時は、手動でFAXに切り換えて受信することができる。
FAX電話機などがこの音を感知した時は、自動でFAXに切り換えて受信することが可能である。
由来 |
ISDNのようなディジタル回線と違い、旧来のアナログ回線は電話機以外が接続されることを前提としていない。従って、発信時に自分が何であるかを相手に通知する機能などは存在しない。
このため、FAXは電話をかけ、相手が着信した後には、自分がFAXである旨を主張する音を発信して相手からの応答を待つのである。
技術情報 |
発呼側より、0.5秒間の1,100Hzのトーン、その後3秒間の休止期間を置き、断続させる。これがCNG信号である。
この信号を感知した被呼側は、応答として2,100HzのCED信号を送信する。
リンク |
通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Ver 7.04a (27-May-2022) Search System : Copyright © Mirai corporation Dictionary : Copyright © WDIC Creators club |