DLCI (FR)
読み:ディーエルスィーアイ
外語:DLCI: Data Link Connection Identifier
データリンク接続識別子。
概要
フレームリレー網において、一本の物理回線上に複数の論理的な通信路(データリンク)が設定される場合、その個々のリンクを識別するために使用される識別子。
一般にHDLCの拡張であるLAPFがプロトコルに用いられ、このフレームリレーヘッダーは2〜4オクテットで構成される。基本は2オクテットで、この場合は10ビットがDLCIとなる。
8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
DLCI | C/R | EA(0) |
DLCI | FECN | BECN | DE | EA(1) |
1オクテット目がDLCIのビット9〜4、2オクテット目がDLCIのビット3〜0となる。
特徴
フレーム交換機は、このDLCIを目印として目的地にフレームを転送する。
標準の10ビットで表わせる範囲は0〜1023である。1回線当たり、この範囲で指定が可能。
ITU-T Q.922では、このうちユーザー側で利用可能なものは16〜991の範囲(976リンク分)で、他の値は予約または管理用となっている。これ以上のデータリンクが必要な場合は、アドレスフィールドの拡張が必要である。
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