CJK統合漢字拡張D
読み:スィージェイケイ-とうごうかんじ-かくちょう-ディー
外語:Ext-D: CJK Unified Ideographs Extension D

 UnicodeISO/IEC 10646補助漢字面(SIP)領域に追加された漢字文字領域の一つ。また、そこに追加された漢字のこと。
目次

概要
 Unicodeでは、Unicode 6.0.0から対応した。
 ISO/IEC 10646では、ISO/IEC 10646:2011から追加された。
 2009(平成21)年5月21日にProposed Draft(n3658)で223字が公開され、Summary of repertoire for FDAM8(n3838)で1字が削られ222字となった。これが最終的に採用されている。

特徴

領域
 補助漢字面(SIP)の、U+2B740〜U+2B81Fの範囲が予約されている。
 文字が定義されているのは、次の範囲である。

由来
 この文字は元々Ext. Dとして提案されていたものではなく、UNC(Urgently Needed Character)としてIRGで審議されていた文字である。
 IRGN1554 UNC V4.0のうちM Setの233文字がN3560としてそのままWG2に提案されたもので、N3604でこれをExt. Dとして収録することに決定した。このうちUNC-074(JH-IB0680)の1字は統合可能とされ削除され、222文字がExt. Dとして追加されている。
 Urgently Needed Characterを訳せば「緊急に必要な文字」となる。名称の通り使いそうな文字が集められているが、康熙字典や諸橋大漢和辞典の電子化のために必要な文字とは若干離れている。
 これに伴い、従来Ext. Dとして提案されていたものはExt. Eとして継続審議となった。

一覧
番号0123456789ABCDEF
2B740
2B750
2B760
2B770
2B780
2B790
2B7A0
2B7B0
2B7C0
2B7D0
2B7E0
2B7F0
2B800
2B810

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