平衡 |
辞書:通信用語の基礎知識 通信技術用語編 (CTYOGO) |
読み:へいこう |
外語:balance |
品詞:名詞 |
信号の送信に、線間レベルを用いるもの。差動ともいう。
|
概要 |
一つの信号の伝送に二本の信号線を用意して、その電位差で信号を伝える。
不平衡(シングルエンド)とは違いグランドレベルに左右されないためノイズに強く、高速・長距離の通信が可能だが、但しコストは高い。
平衡と不平衡
特徴 |
伝送方法 |
大きく、電位差を用いる方法と、電流の方向を用いる方法とがある。
平衡 電位差を用いる方法
平衡 電流の極性を用いる方法
対ノイズ |
対ノイズ性能におけるノイズとは、外からのノイズには限らない。
信号線に電流が流れれば、そこには磁場(放射ノイズ)が発生し、そのノイズは他の信号線への外来ノイズとなる(クロストーク、クロストークノイズ)。
実際に、これによって機器が誤動作を来すことも少なくない。工場や電車など、ノイズ状況が劣悪な環境下では、少しでもこの外来ノイズの影響を受けにくくするために平衡(差動)インターフェイスがよく使われている。
主なインターフェイス |
次のようなインターフェイスは平衡を利用している。
リンク |
通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Ver 7.04a (27-May-2022) Search System : Copyright © Mirai corporation Dictionary : Copyright © WDIC Creators club |