第1水準
読み:だいいちすいじゅん
外語:level 1
旧JIS C 6226-1978、現JIS X 0208で規定される、日本語漢字文字表の前半のこと。
概要
JIS C 6226が作られた頃は、漢字はROMで内蔵する必要があった。
しかし当時ROMは高価だったため、よく使う字とそうでない字で、漢字表を2面に分けた。これが、第1水準と第2水準の由来である。実際に、MSXなどでは第1水準しか搭載していない機種も存在した。
特徴
字の配置
JIS X 0208以降では、第1水準漢字と第2水準漢字の振り分け基準が明確化され、これに伴いJIS C 6226-1978に対し、文字の入れ換えが行なわれた。
具体的には、通用体を第1水準へ、正字体を第2水準へ、とされている。
版ごとの字数
版ごとの字数は、次の通りである。
- JIS C 6226-1978: 3,418字 (漢字2,965字、非漢字453字)
- JIS C 6226-1983: 3,489字 (漢字2,965字、非漢字524字)
- JIS X 0208-1983: 3,489字 (漢字2,965字、非漢字524字)
- JIS X 0208-1990: 3,489字 (漢字2,965字、非漢字524字)
- JIS X 0208:1997: 3,489字 (漢字2,965字、非漢字524字)
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