楕円曲線暗号
読み:だえんきょくせんあんごう
外語:ECC: Elliptic Curve Cryptography
暗号アルゴリズムの一つ。略してECCという。
概要
1985(昭和60)年にワシントン大学のニール・コブリッツ(Neal Koblitz)とIBMのヴィクター・ミラー(Victor Miller)が、ほぼ同時に、しかし独立に発明した。
暗号的強度は、楕円曲線上の離散対数問題(ECDLP)という数学の困難さに依存している。ECDLPを効率的に解くアルゴリズムは現存しないことから、これが解かれるまではRSAなどより有利な暗号とみなされている。
特徴
RSAの1024ビットの鍵長の暗号強度を、ECCでは僅か160ビットで実現でき、かつ処理に要する時間も短い。
公開鍵暗号方式で使われる例が多い。
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