ストリーミング
読み:ストリーミング
外語:streaming
ネットワーク
から(
音声
や
動画
)データの受信(
ダウンロード
)しながら、同時にその再生を行なう技術の一つ。
目次
概要
特徴
プロトコル
サーバー
クライアント
概要
通常のファイルダウンロードとは異なり、サーバー側で調整しながら送信をする。シーク処理などもサーバー側で実施する。
処理の多くをサーバーで実施することからサーバー負荷が大きく、このためオンデマンド配信などには適さず、ライブ配信など大規模配信にて使用されている。
ダウンロードの待ち時間を解消することができるが、ダウンロード時間よりも再生時間の方が早い場合などには、再生がそこで一旦停止してしまうなどの制限もある。
特徴
プロトコル
主要なストリーミング用プロトコルは次の通り(順不同)。
純粋なストリーミング用プロトコル
RTSP
(Real Time Streaming Protocol)
RFC 2326
で規定された、インターネットでの事実上の標準。対応ソフトウェアも多い。
MMS
(Microsoft Media Server) Windows Media サービスなどで対応する。仕様が公開されているため、対応するソフトウェアも多い。
RTMP (Real Time Messaging Protocol) Adobe Flash Videoで使われているストリーミング用プロトコルの一つ。
仕様は非公開だが、第三者により解析が進んでおり互換ソフトウェアも多くある。
HTTPプログレッシブダウンロード
(HTTPPD)
HLS (
HTTP Live Streaming
) Appleが開発した。
仕様が公開されており、標準化が目指されている。このため対応するソフトウェアも多く、
Android端末
でも対応が進んでいる。
Smooth Streaming Microsoftが開発した。IISがサーバーとして対応し、Silverlightなどで使われている。
HDS (HTTP Dynamic Streaming) Adobeが開発した。Adobe Flash Videoで使われているストリーミング用プロトコルの一つ。
MPEG-DASH (Dynamic Adaptive Streaming over HTTP) MPEGが開発した。
国際標準ISO/IEC 23009-1となっているため対応ソフトウェアは今後増える可能性がある。また、dash.js を用いることでHTML5対応ブラウザーでも再生が可能。
MSE (Media Source Extensions)
HTML5のメディア要素(video要素、audio要素)を拡張してストリーミングに対応させる技術仕様案。
Internet Explorer 11以降と、(Android版を除く)Google Chrome 23以降で対応している。
サーバー
ストリーミング用のサーバーは様々なものがある。
商用ではMicrosoftやAdobe、リアルネットワークスの製品などが代表となるが、
オープンソース
のソフトウェアもある。
クライアント
ストリーミング用のクライアントは様々なものがある。
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