スカパー!プレミアムサービス
読み:スカパー-プレミアムサービス
スカパーJSAT
により提供されるディジタルCS放送サービスの一つで、
東経124度
と
東経128度
にあるCS衛星によってサービスされる。旧称「SKY PerfecTV!」。
目次
概要
沿革
統合
特徴
チャンネル
チャンネル構成
階層化
技術
通信衛星
放送規格
チューナー
スカパー!ICカード
カード
機能
概要
沿革
1996(平成8)年10月:
東経128度
でテレビ70チャンネル、ラジオ100チャンネルで「PerfecTV!」正式放送開始
1997(平成9)年4月: テレビ放送100チャンネルへと拡大
1998(平成10)年5月: 「
JSkyB
」(
東経124度
)と対等合併し「SKY PerfecTV!」とした
2000(平成12)年: ライバルだったDIRECTV Japanを統合
2008(平成20)年10月1日: ブランド名の整理「SKY PerfecTV!」→「スカパー!」
2008(平成20)年10月1日: スカパー!HD開始、旧放送はスカパー!SDとなる
2012(平成24)年10月1日: 「スカパー!プレミアムサービス」に改名
2014(平成26)年5月31日: 標準画質放送(スカパー!SD)放送終了
統合
当初は幾つかあったプラットフォーム事業も、なかなか収益を上げることが難しく統合が進んだ。まずPerfecTV!とJSkyBが合併した。
次いで、ライバルのDIRECTV Japanすることで、遂に日本でのCSテレビ放送を独占サービスする企業となった。
また、衛星事業も統合が進み、国内で通信衛星を運用していた主要二社、
JSAT
と
宇宙通信
がスカパー!のプラットフォーム事業と統合し、
スカパーJSAT
という企業になっている。
特徴
チャンネル
2013(平成25)年春現在、約270チャンネルを放送している。うち、ラジオ100チャンネル、ハイビジョン放送が約120チャンネルである。
2014(平成26)年5月31日に標準画質放送が原則終了することに伴い、テレビ放送のほぼ全てがハイビジョン放送となった。
チャンネル構成
2014(平成26)年6月1日以降のチャンネル構成は、次の通り。
200番台
Ch.220 ショップチャンネル
Ch.222 QVC
400番台
Ch.400-499 スターデジオ
500番台・600番台 (HD放送)
900番台 (アダルト番組)
なお、SD放送は、100番台、200番台、300番台、600番台、700番台があった。
階層化
放送は、各業務が階層化されている。
3 番組供給会社
2 委託放送事業者
1 放送基盤(プラットフォーム)
スカパー!プレミアムサービスは放送基盤(プラットフォーム)である。
スカパー!プレミアムサービスにチャンネルを持つのは「委託放送事業者」で、委託放送事業者によって様々な番組が放送される。
そして実際の番組を作るのは番組供給会社の仕事である。
委託放送事業者=番組供給会社のこともあるが、そうではないケースが多い。そしてまた、ほぼ全ての委託放送事業者は「大赤字」となっている。
これは、スカパー!プレミアムサービスに関する事業が一社独占(スカパーJSAT)なのが最大の理由である。放送料金(衛星使用料など)は非常に高額で、最低でも年間1億数千万円とされる。また、スカパーJSATは委託放送事業者に様々な不利な条件を押し付けてくるとされる。
技術
通信衛星
通信衛星
は、歴史的経緯から異なる二台が使われている。
旧PerfecTV!である「PerfecTV!サービス」に
JCSAT-3
衛星(
東経128度
)を、旧JSkyBである「SKYサービス」には
JCSAT-4A
衛星(
東経124度
)を用いている。
たまたま衛星が近いため、本来なら別々にアンテナが必要なところを、一つで兼用とできた。通信方式は両者同じであったため、チューナーも専用に対応したものであれば一台で済む。
放送規格
次のように変遷した。相互に互換性がないため、対応するチューナーが必要である。
スカパー!SD (標準画質)
MPEG-2
TS、DVB-S (2014(平成26)年5月31日放送終了)
スカパー!HD (ハイビジョン画質)
H.264/AVC
、DVB-S2
チューナー
アンテナから伸びるケーブルは、
チューナー
に繋げる。チューナーから、各種ビデオケーブルでテレビ受信機に接続する。
チューナーは様々な機種があるが、大きく、次の二種類に分けられる。
スカパー!チューナー (従来のもの)
スカパー!HDチューナー (スカパー!HD対応)
チューナーは、電話回線に接続することが望ましい。但し、これは契約上は必ずしも必須ではない。繋がなくても視聴に大きな支障はないが、
ペイパービュー
などの有料サービス時に、その情報を通信するために電話回線が使われる。
その時点では繋がっていなくても、ある程度までは後述するICカードに視聴情報として蓄えておくことができる。上限に達すると、センターと繋いで精算するまでは追加購入できなくなる。
スカパー!ICカード
カード
スカパーを視聴するためには、チューナーに「スカパー!ICカード」を差し込まなければならない。無料放送であっても、カードなしでは一切の視聴ができない。
このスカパー!ICカードには、16桁の番号が書かれており、契約変更時などには、お客様番号の他に、このカード番号が求められる。
機能
このICカードには、契約条件などが書き込まれている。
その情報は、衛星メールと同様、通信衛星経由の電波で送られ、チューナーがICカードに書き込む。Webや電話等で契約の変更をすると、電波でICカードの情報が更新されることになる。
また、ペイパービューを視聴した際、センターに通知するまでは料金がICに記録される。
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