クロスバ交換機
読み:クロスバこうかんき
外語:crossbar telephone switchboard
電話局内で、加入者電話回線の接続作業を行なう電話交換機の形式名称。
電話回線同士のスイッチを行なう部分は、多数の金属棒を交差させて配置した構造になっていて、その金属棒を電磁石で動かして互いに接触させることでスイッチ動作を行なう。この単純な構造のため交換機本体の製造が容易で、電話交換の自動化が始まった頃から多用された。
動作を制御する部分は電子計算機式ではなく、リレーなど原始的な論理素子を用いた布線論理(Wired Logic)式であった。このため、新しい電話サービスやディジタル回線などに対応させることが困難で、徐々にディジタル式電子交換機に移行され、日本では1990年代半ばには完全に使われなくなった。
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