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x ?? yこのように書かれた場合は、次のように書かれた場合と等価の動きをする。
(x == null) ? y : xつまり、第一項がnullでなければ第一項が、さもなくば第二項が選択される演算子として振る舞う。
(x != null) ? x : y
$x // $yこのように書かれた場合は、次のように書かれた場合と等価の動きをする。
defined($x) ? x : yPerlにおいて // を採用したのは、非常に筋が悪い設計である。// はPerlも影響を受けているC/C++においてコメント行を意味するものであること、そしてPerl自身の仕様からみても除算演算子 / と混同しやすく動作が直感的でないこと、論理和演算子 || にも見た目が非常に近いことが問題として挙げられる。
x //= yは、次と概ね等価である。
x = x // y
x ?? yこのように書かれた場合は、次のように書かれた場合と等価の動きをする。
(x == nil) ? y : x!
(x != nil) ? x! : y
x ?: yこのように書かれた場合は、次のように書かれた場合と等価の動きをする。
if (x == null) y else x
x ?? yこのように書かれた場合は、次のように書かれた場合と等価の動きをする。なお、== null は、nullとundefinedの場合にtrueとなる条件である。!= も条件が逆になる以外は同様である。
(x == null) ? y : xJavaScript(ECMAScript)には既にOR(||)演算子という似たような演算子が存在し、null合体演算子が導入されるまではこれが使われていた。
(x != null) ? x : y
x || yOR演算子はnullやundefinedに限らず、偽値(falsy)となる全ての条件、false、0、-0、0n、""、null、undefined、NaNの時に左辺値を返すが、0を正しい値としたい場合に思わぬ結果をもたらす。これを避けるために条件を絞った演算子として新たにnull合体演算子が導入されたということになる。