iBook
読み:アイブック
外語:iBook

 Apple Computerの発売したMacintoshシリーズの一つ、iMacのノート版。
 このiは、"I gotta have it"(こいつァ買いだゼ)の意である。
目次

迷機の特徴
 iBookには様々な特徴がある。

寸法
 ノートブックパソコンとは思えぬ程の大きさ(34.4×29.4×5.2cm)に加え、その重量3.0kgは近年の軽量化志向に真っ正面から反発する豪快なサイズ/重量である。
 この寸法にも関らず、画面は12.1インチ(30cm)対角TFT液晶で、その解像度は僅か800×600。

拡張性
 拡張性も重要なポイントの一つである。
 ノートパソコンであるにも関わらず、iBookにはPCMCIAカードスロットが無かった。
 10BASE-T/100BASE-TX端子とモデム端子、光通信ポートは装備されているが、Apple Computerは、拡張はUSBで全て事足りると発言している。
 確かにUSBは便利なものだが、ドライバーが無ければ使えない。そして、必ずしもUSB装置がMacintosh用のドライバーを提供しているとは限らないという事実を忘れてはならない。

バグ
 iBookが登場してすぐに、OSのバグでEthernetからDHCPが利用不可なため、ルーターが使えないという問題が浮上した。
 さらに同時期に発売された新型のiMacやPower Mac G4にも共通の問題であることが分かり、物議を醸したという迷機でもある。

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