git cherry-pick
読み:ギット-チェリーピック
外語:git cherry-pick

 Gitで、他のブランチの特定のコミットだけを現在のブランチに適用する機能。
目次

概要
 cherry-pickとは、英語で「(よいところだけを)つまみ食いする」の意。
 他のブランチをマージする(git merge)するのではなく、特定のコミットだけを適用する場合に使用する。
 git cherry-pick <commit>
 <commit> はコミットのID(ハッシュ)である。

特徴

動作
 git cherry-pickでコンフリクトが発生しなければ、適用され、適用後の状態が自動的にコミットされる。
 コンフリクトが発生した場合、コンフリクト箇所が指摘された状態のファイルがワークツリーに置かれるので、これをエディターで修正し、addする。
 git add <filepattern>
 コンフリクトしたファイルを全て修正し、全てaddしたら、コミットする。
 コミットは色々方法があるため好みの方法または妥当な方法を使えばいいが、現在のブランチの先端にあるなら、次の方法を用いればコミットメッセージを簡単に再利用できる。
 git commit --amend --no-verify
 これにてコミットまで完了である。
 リモートのリポジトリに送る必要がある場合は、git push (あるいはGerritを使用中なら repo upload など)を用いるのは、他の作業の場合と同様である。

コミットしないcherry-pick
 通常は、cherry-pickで成功したら即git addおよびgit commit相当の動作をし、コミットまで完了する。
 cherry-pickでコミットしないようにするには、「-n」オプションを使用する。
 git cherry-pick -n <commit>

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