ext4
読み:エクスト-フォー
外語:ext4: Fourth Extended File System
Linuxで用いられているファイルシステム(ディスク管理方法)の一つ。Linux 2.6.19-rc2から登場し、Linux 2.6.28から安定版としてマージされた。
概要
ボリュームあたり最大1Eiバイトと最大ファイルサイズ16Tiバイトまでに対応し、ファイルの断片化を防ぐextent file writingが導入された。
ext3の後継で、上位互換である。ext4として使わなければ、ext3(ext2)としてアクセスすることが出来る。
但し、ext4として使い始めた瞬間からext3(ext2)ではアクセス出来なくなる。
特徴
タイムスタンプ
タイムスタンプがナノ秒単位で記録されるようになった。
2038年問題の回避として、最上位ビット側にビットの領域拡張が行なわれた。資料によれば、2ビット増やした、unsigned化と合わせて3ビット増えた等々とあり、実際の実装仕様が定かではない。
ただ、ミリ秒の表現は最大で999999999なので30ビットあれば足りるため、余る2ビットが時刻情報の拡張用に使われた可能性は高い。
実際に、touchコマンドで日時変更し、lsコマンドおよびstatコマンドで確認した範囲では、9999年12月31日までに対応していた。少なくともi-nodeテーブル内のtimt_tとして38ビットは存在するものと思われる。
なお、lsでは通常ミリ秒までは表示されないが、statコマンドを使えば表示される。
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